Cezanne: Finished - Unfinished セザンヌ:完成 - 未完成

Felix Baumann, etc (編集)

型番:boac009_2

 

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著者:  Felix Baumann, etc (編集)
出版社:  Hatje Cantz 2000年刊
408頁 , 図版295 , 内カラー185 , 26.2×30cm
ハードカバー , 英語
コンディション:  VG/VG
  ※ジャケット全体に少しのスレと傷があり。本体の天と小口と地に少しのヤケあり。ページ内のコンディションは:F

2000年にオーストリアとスイスで 『Cezanne: Finished - Unfinished セザンヌ:完成 - 未完成』 と題して行われた、セザンヌの描き残しや未完の作品に焦点を当てた展覧会に合わせ刊行された一冊。
画面に点在するその余白は、未完ゆえのものなのか、それとも意図して穿たれた不可視なるものへの眼差しの痕跡なのか、、、、。
「近代絵画の父」 と称されるその様式化以前の真摯な態度で絵画表現の境界線を模索しつづけたセザンヌの、いわゆる下絵 (ドローイング) とその完成品といった、単純な線引きではとらえきれない、幾重にも交錯した多層的な <筆跡> を、丹念に集めて、絡めて、考察した、ファンならずとも興味をそそられる一冊です。